青い夜の日記

人材派遣大手のフルキャスト・グループ（東京）が、派遣で働くために登録するスタッフの体形など容姿に関する情報を無断で、個人データとして保存していたことがニュースになっていましたね。

フルキャスト、派遣スタッフ容姿登録（asahi.com）

>個人情報には、住所や連絡先のほか「風貌（ふうぼう）」の欄があり、
>「太め」「容姿老」「容姿優」「不潔感」「茶髪」「スキンヘッド」や、
>容姿に関連して「虚弱体質」「言葉使い悪」などの印象を含めて２０のチェック項目があった。

とのことです。

この問題は、

>東京労働局では「本人の能力に無関係の個人情報であり、事実であれば、是正指導に入る」と話す。

>厚労省の通達には「容姿、スリーサイズなど差別的評価につながる情報」は、
>家族の職業や支持政党などと並んで収集してはいけない情報として明記されている。

とあるように、 いけないことではありますが、

ただ、一概に悪いとも言えないと私は考えます。

私は、「人の能力」というのは、

「見た目も含めて、その人の能力」だと思うのです。

太っている・痩せているなどは努力してもどうにもできないものはあるかとは思いますが、

「言葉遣い」「茶髪」等は、本人次第でどうとでもなります。

もし、言葉遣いが悪かったり、キツい茶髪であったりしたら、

その人は、やる気がないと見られても仕方ないことです。

また、派遣ですから、派遣先でじっくり時間をかけて教育して・・・

なんてことはまず無理です。


もちろん、このニュースの場合は、個人の能力と関係ない項目も多いようなので、

その点に関しては是正すべきですが、

社会での実態をよく考えないと、いびつな形で残ってしまうのではないかと思います。