青い夜の日記

巨人の桑田真澄投手（３８）が今季限りで２１年間在籍した巨人を退団し、来季は米国でのプレーを目指すことが決まったとのことです。（ｉｚａ！産経新聞）


私は基本的に巨人の選手は嫌いなのですが、桑田投手の野球に対するストイックさには感心していました。


とはいえ、もともとは桑田は大っっっっっ嫌いでした。

まずドラフトが清原まで欺いて巨人入団、それから登板日漏洩疑惑など、嫌いにならないほうが難しいぐらいです。


私が桑田を見直した（というのも変ですが）のが、右ひじ手術とリハビリです。

ウィキペディアによると、

手術後、ボールが投げられない期間が続いたが「ボールは投げられなくても、下半身は鍛えられる」とジャイアンツ球場の外野をただランニングし続けた。桑田が走り続けた部分は芝が剥げ上がり「桑田ロード」と呼ばれるようになった。

この一点だけを取ってみても、桑田の野球にかける情熱が窺いしれます。

私は、桑田もそうですが、一度、どん底を見た人間が這い上がろうとすると思わず応援してしまいます。


どん底を見た人間が這い上がったとき、その人は例外なく、とてつもなく成長しています。

（もちろん、とんとん拍子にうまくいっている人を否定するわけではありませんが）



そういう人を見たときに、


「人間は、いつでも、どんな状況のときでも人生をやり直すことができる」


ということを思い出させてくれるのです。