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2006年12月19日
正社員待遇を非正規社員水準へ?
労働市場改革:正社員待遇を非正規社員水準へ 八代氏示す(毎日新聞)
経済財政諮問会議の民間メンバーの八代尚宏・国際基督教大教授は18日、内閣府の労働市場改革などに関するシンポジウムで、正社員と非正規社員の格差是正のため正社員の待遇を非正規社員の水準に合わせる方向での検討も必要との認識を示した。
八代氏は、低成長のうえ、国際競争にさらされた企業が総人件費を抑制している中、非正規社員の待遇を正社員に合わせるだけでは、「同一労働・同一賃金」の達成は困難と指摘。正規、非正規の待遇を双方からすり寄せることが必要との考えを示した。
とのことで、パッと見ると、
“非正社員を正社員水準へ引き上げる”
のかと思いきや、
“正社員を非正社員水準へ引き下げる”
とのことで、それはひどいという捉え方もあります。
ただこの場合の、
>非正規社員の待遇を正社員に合わせるだけでは、「同一労働・同一賃金」の達成は困難と指摘。
というのはそのとおりのことで、
「同一労働・同一賃金」を本当に達成しようと思うと、
水準をかなり下げないといけなくなります。
そういう意味では、この改革について、
「改悪」とも言い切れないのですが、
最近の社会の動向を見ていると、社会全体として労働者の所得を抑えようとしている傾向にあるように思えます。
非正規社員がこれだけ増えた現在では、
それも仕方のないことではあります。
ただ、こういうことはあくまである程度の規模を持った会社が気にすることであり、
中小企業では、世間の水準を気にせず、
その会社にあった給与を考えたほうが良いですね。
ある程度世間にあわせることはもちろん必要なのですが、
世間の水準にとらわれると、会社としての力は世間平均の力よりも少ない力しか出せなくなります。
中小企業ではある程度、能力等によって偏向させるほうがうまくいく場合が多いですね。
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経済財政諮問会議の民間メンバーの八代尚宏・国際基督教大教授は18日、内閣府の労働市場改革などに関するシンポジウムで、正社員と非正規社員の格差是正のため正社員の待遇を非正規社員の水準に合わせる方向での検討も必要との認識を示した。
八代氏は、低成長のうえ、国際競争にさらされた企業が総人件費を抑制している中、非正規社員の待遇を正社員に合わせるだけでは、「同一労働・同一賃金」の達成は困難と指摘。正規、非正規の待遇を双方からすり寄せることが必要との考えを示した。
とのことで、パッと見ると、
“非正社員を正社員水準へ引き上げる”
のかと思いきや、
“正社員を非正社員水準へ引き下げる”
とのことで、それはひどいという捉え方もあります。
ただこの場合の、
>非正規社員の待遇を正社員に合わせるだけでは、「同一労働・同一賃金」の達成は困難と指摘。
というのはそのとおりのことで、
「同一労働・同一賃金」を本当に達成しようと思うと、
水準をかなり下げないといけなくなります。
そういう意味では、この改革について、
「改悪」とも言い切れないのですが、
最近の社会の動向を見ていると、社会全体として労働者の所得を抑えようとしている傾向にあるように思えます。
非正規社員がこれだけ増えた現在では、
それも仕方のないことではあります。
ただ、こういうことはあくまである程度の規模を持った会社が気にすることであり、
中小企業では、世間の水準を気にせず、
その会社にあった給与を考えたほうが良いですね。
ある程度世間にあわせることはもちろん必要なのですが、
世間の水準にとらわれると、会社としての力は世間平均の力よりも少ない力しか出せなくなります。
中小企業ではある程度、能力等によって偏向させるほうがうまくいく場合が多いですね。
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Posted by 青い夜 at 09:00│Comments(0)
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